「選択したセル範囲をExcelワークシートから取得」アクションを使うと、指定のExcelファイルで選択中の範囲をtop、left、right、bottomの数値で取得することができます。
選択したセル範囲をExcelワークシートから取得
![PowerAutomateDesktop 選択したセル範囲をExcelワークシートから取得1](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2022/03/8a6bb221b5e9c4e5380c6ea067c2830c.png)
選択したセル範囲をExcelワークシートから取得は、アクションペインのExcel→詳細から追加できます。
![PowerAutomateDesktop 選択したセル範囲をExcelワークシートから取得2](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2022/03/0ade914edb4370329f7694bbb49282be.png)
追加するとダイアログが表示されます。
Excelインスタンス
![PowerAutomateDesktop 選択したセル範囲をExcelワークシートから取得3](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2022/03/4aee68c8371ba5df6d3a320b81edd968.png)
取得対象のExcelは、あらかじめインスタンス化されている必要があります。
![PowerAutomateDesktop 選択したセル範囲をExcelワークシートから取得4](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2022/03/081ebfe2d19a07bca021e568d445189b.png)
今回は既存のファイルを開き、B2~C3を選択しておきます。
![PowerAutomateDesktop 選択したセル範囲をExcelワークシートから取得5](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2022/03/06dcbb60ff2e0372f76a5038a8301540.png)
既存ファイルのインスタンス化は「実行中のExcelに添付」から行えます。
![PowerAutomateDesktop 選択したセル範囲をExcelワークシートから取得6](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2022/03/dc965e27a7c067e6c76d4c95462da661.png)
インスタンス化されたExcelファイルの変数名を、Excelインスタンスで指定します。
実行例は少し後で。
実行例は少し後で。
生成された変数
![PowerAutomateDesktop 選択したセル範囲をExcelワークシートから取得7](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2022/03/5abb74cda08f570c4e1fbd7df1b644f7.png)
取得する値を確認できます。選択したセル範囲をExcelワークシートから取得の場合、範囲の最初の列と行、最後の列と行の数値をそれぞれ取得できます。
![PowerAutomateDesktop 選択したセル範囲をExcelワークシートから取得8](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2022/03/5487c86e92624f93ca40391585ddf117.png)
つまりさっきのExcelのセル範囲を取得して、4つの値をまとめてメッセージボックスで表示すると、
![PowerAutomateDesktop 選択したセル範囲をExcelワークシートから取得9](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2022/03/2c9e91b5021bf3c721da4e8e9e8158e6.png)
こうなります。左上のセルが2列目2行目(B2)、右下のセルが3列目3行目(C3)の範囲、という意味になります。
取得した変数はそれぞれ独立した数値として扱えます。
取得した変数はそれぞれ独立した数値として扱えます。
![PowerAutomateDesktop 選択したセル範囲をExcelワークシートから取得10](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2022/03/098b2cfeb321440a4ec9ee89f49c4192.png)
なお、アクティブなシートの範囲を取得するので、別のシートに変えてもう一度実行すると、
![PowerAutomateDesktop 選択したセル範囲をExcelワークシートから取得11](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2022/03/23910ab92ba1fa1627c1d74ab548e58a.png)
結果が変わります。別のシートを表示しているExcelを取得する場合、先にシートを指定する必要があります。
![PowerAutomateDesktop 選択したセル範囲をExcelワークシートから取得12](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2022/03/8880328a199a31f0af9d27bbc3c55691.png)
変数名は変更可能、{x}で別の変数を指定すると、その変数の値を上書きします。
![PowerAutomateDesktop 選択したセル範囲をExcelワークシートから取得13](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2022/03/e9e741d22a38aebf0a309a123c1580dc.png)
使わない変数は、スイッチをオフにすることで変数を生成させないことができます。
エラー発生時
![PowerAutomateDesktop 選択したセル範囲をExcelワークシートから取得14](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2022/03/b52e6765fb99db565035afc1a9689c3a.png)
左下のエラー発生時をクリックすると、エラー時の処理を指定できます。
![PowerAutomateDesktop 選択したセル範囲をExcelワークシートから取得15](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2022/03/36835addf6875ad532cc2ebb61740efe.png)
「詳細」では、選択したセル範囲を取得できない場合を指定できます。
![](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/11/machine-learning-g0b59793cc_1280-160x90.png)
Microsoft Power Automate Desktop(PAD)アクション、使い方一覧
Power Automate Desktopの使い方を機能・分類別に参照できるまとめです。
コメント