TintAndShadeは、対象の明度だけを-1~1の間で変更できるプロパティです。2007以降で実行可能です。
文中のマクロによる色指定についてお知りになりたい方は、下記記事をご参照ください。
![](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2019/03/pencil-690050_1280-160x90.jpg)
ExcelVBA(マクロ)でフォント・背景の色を変更する方法/ColorIndex・Colorプロパティの使い方、色の作り方と色番号
vba経由でExcelのフォント、背景の色を変更する方法のご紹介です。
TintAndShadeプロパティの使い方
フォントの明度を変更する
対象.Font.TintAndShade = 数値(-1~1)
対象.Font.TintAndShade = 数値(-1~1)
背景の明度を変更する
対象.Interior.TintAndShade = 数値(-1~1)
![tint1](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2019/12/tint1.jpg)
まずはテスト用に、Range(“B2”).Font.Color = RGB(150,150,150)
(B2のフォントの色を灰色に変更)と入力しておきます。
(B2のフォントの色を灰色に変更)と入力しておきます。
![tint2](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2019/12/tint2.jpg)
これはセルの背景色を変更する命令です。実行するとA1セルが灰色に塗られました。
![tint3](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2019/12/tint3.jpg)
今度は次の行に、Range(“A1”).Interior.TintAndShade = 0.5(A1の背景の明度を5割上げる)と記述します。
![tint4](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2019/12/tint4.jpg)
実行すると色を塗ったセルの明度だけが上がり、明るい灰色になりました。
![tint5](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2019/12/tint5.jpg)
逆に明度を下げたい場合は数字をマイナス方向へ向けます。
![tint6](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2019/12/tint6.jpg)
暗い灰色になりました。1で真っ白、-1で真っ黒になります。
![tint7](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2019/12/tint7.jpg)
RGBで実行してきましたが、色番号指定でも動作しますし、色指定しないでも動作します(デフォルトなら「白」に対して明度変更が実行される)。
TintAndShadeプロパティによる明度変更については以上です。
![](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2018/10/gui-2311261_1280.png)
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