Excel関連削除/クリア系の処理、操作まとめです。操作で言えば、選択した状態でDeleteを押せば大体消せるはずです。また文字入力中は、カーソルの位置からBackSpaceを押せば、左に向かって文字を削除していくことが可能です。
セルでいえば、たとえば文字は消えたのに罫線は残るとか、書式だけクリアしたいとかそういう場面もあります。セルや行ごと削除してしまうほうが手っ取り早いこともあり、意外と奥の深い操作です。
削除・クリアの基本
DeleteとBackSpaceのちがい
![delete1](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/04/delete1.jpg)
細かいことは後回しにして、まず基本的な削除方法から。
セルに何か入力されてる状態で、セルを選択し、
セルに何か入力されてる状態で、セルを選択し、
![delete2](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/04/delete2.jpg)
DeleteないしはBackSpaceを押せば、セルの文字を一発で削除することができます。
![delete3](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/04/delete3.jpg)
Deleteが単純に「削除」というニュアンスなのに対し、BackSpaceは逆戻りするニュアンスがあります。具体的に言うと、
![backspace](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/04/backspace.gif)
Excelに限らず日本語(横書き)や英語の文字入力は、普通左から右へ文字を書いていきます。BackSpaceは右から左へ文字を削除する、という性質を持っています。
縦書きであれば、上から下に文字を書いていって、下から上に文字を消す=逆戻りできるキーがBackSpaceです。
縦書きであれば、上から下に文字を書いていって、下から上に文字を消す=逆戻りできるキーがBackSpaceです。
![delete4](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/04/delete4.gif)
文字入力中にDeleteを使うと、カーソルより右側にある文字は削除できますが、カーソルより左の文字は削除されません。
![delete5](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/04/delete5.jpg)
文字をまとめて選択しておいて、
![delete6](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/04/delete6.jpg)
一気に消す場合は、どちらのキーでも行えます。
なお、DeleteおよびBackSpaceではセルの書式(フォント、色など)は削除されません。
セルの削除・クリア
![delete7](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/04/delete7-1.jpg)
DeleteとBackSpaceではセルの入力内容を削除しましたが、セルそのものを削除することもできます。メモに書いた文字を消しゴムで消すか、メモそのものを捨てるかのちがいです。
セルの上で右クリック→削除をクリックします。
セルの上で右クリック→削除をクリックします。
![delete8](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/04/delete8.jpg)
A1セルを消すので、その空いたスペースを埋めるためにそれより下のセルを上にずらすか、それより右のセルを左にずらす必要があります。
上方向にシフトにチェックを付けてOKを押すと、
上方向にシフトにチェックを付けてOKを押すと、
![delete9](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/04/delete9.jpg)
A列のA1より下にあったセルが全てひとつ上にずれて、空いた空間を埋めます。
![delete11](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/04/delete11.jpg)
範囲を選択して削除する場合も同様。
![delete12](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/04/delete12.jpg)
この場合、B列より右の1~2行目のセルがすべて左にズレて、空いた空間を埋めます。
![delete14](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/04/delete14.gif)
Deleteとちがいセルの削除はセルごと削除するので、セルに設定された書式もまるごと削除されます。
行・列単位で削除する方法です。
マクロ(VBA)を使って行・列単位で削除する方法です。
範囲を指定して書式をクリアする(正確には初期状態に戻す)方法です。
データも書式もまとめてクリアしたい場合は、すべてクリアを実行します。
セルの削除とちがって間が詰められません。列・行幅はそのまま残ります。
セルの削除とちがって間が詰められません。列・行幅はそのまま残ります。
セル以外の削除・クリア
Excelでは色々と作れるものがあるので、それらの削除・クリア方法も存在します。
ハイパーリンクを削除
下線青文字の書式はそのままリンクだけをクリア
スパークラインのクリア
セルの改行・印刷不可文字を削除(Clean関数)
マクロを削除
マクロで図形を削除
![](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2018/10/gui-2311261_1280.png)
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