ひとつのセルの結果を変えると、他のセルの計算結果も同時に更新されるダイナミズムと連鎖性は、表計算ソフトであるExcelの特徴的な機能です。
それを可能にするのが、他のセルを参照することによる数式の作成です。
参照の基本
参照式の作り方
たとえばA1に数字が入力された状態で、B1セルに=A1と入力してEnterを押すと、
B1セルはA1セルを参照する数式となり、A1と同じ結果を表示します。
A1の数字を変更すると、
自動的にA1を参照するセルの数字も変更されます。
参照式に+(足し算)や*(掛け算)、関数などで干渉した場合、
参照されているセルの値はそのまま、参照しているセルの結果を変更することができます。
クリックで参照式を作成
先に=を入力した状態で、
参照先のセルをクリックすると、クリックしたセル番号が=のあとに自動で入力されます。
そこからさらに+を入力し、
もう一個別のセルをクリックしてセル番号を入力、
Enterを押すと式が確定します。
他のシートやブックのセルでも、クリックで参照が可能です。
他のシートやブックのセルでも、クリックで参照が可能です。
自分自身の参照(循環参照)
これはD1セルで=D1と入力した例です。自分自身を参照式の一部に含む式を循環参照といい、エラーになります。
うっかり循環参照を作ってしまうことはよくあることなので、一回OKを押してメッセージを消し、
式を修正するか、Deleteを押すなどして削除します。
$マーク(絶対参照・複合参照)
絶対参照、複合参照についてです。ひらたく言えばコピー、移動してもズレない参照式の作り方です。
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