ひとつのセルの結果を変えると、他のセルの計算結果も同時に更新されるダイナミズムと連鎖性は、表計算ソフトであるExcelの特徴的な機能です。
それを可能にするのが、他のセルを参照することによる数式の作成です。
参照の基本
参照式の作り方
![refer1](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/03/refer1.jpg)
たとえばA1に数字が入力された状態で、B1セルに=A1と入力してEnterを押すと、
![refer2](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/03/refer2.jpg)
B1セルはA1セルを参照する数式となり、A1と同じ結果を表示します。
![refer3](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/03/refer3.jpg)
A1の数字を変更すると、
![refer4](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/03/refer4.jpg)
自動的にA1を参照するセルの数字も変更されます。
![refer5](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/03/refer5.jpg)
参照式に+(足し算)や*(掛け算)、関数などで干渉した場合、
![refer6](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/03/refer6.jpg)
参照されているセルの値はそのまま、参照しているセルの結果を変更することができます。
クリックで参照式を作成
![refer7](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/03/refer7.jpg)
先に=を入力した状態で、
![refer8](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/03/refer8.jpg)
参照先のセルをクリックすると、クリックしたセル番号が=のあとに自動で入力されます。
![refer9](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/03/refer9.jpg)
そこからさらに+を入力し、
![refer10](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/03/refer10.jpg)
もう一個別のセルをクリックしてセル番号を入力、
![refer11](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/03/refer11.jpg)
Enterを押すと式が確定します。
他のシートやブックのセルでも、クリックで参照が可能です。
他のシートやブックのセルでも、クリックで参照が可能です。
自分自身の参照(循環参照)
![refer12](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/03/refer12-650x163.jpg)
これはD1セルで=D1と入力した例です。自分自身を参照式の一部に含む式を循環参照といい、エラーになります。
![refer13](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/03/refer13.jpg)
うっかり循環参照を作ってしまうことはよくあることなので、一回OKを押してメッセージを消し、
![refer14](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/03/refer14.jpg)
式を修正するか、Deleteを押すなどして削除します。
$マーク(絶対参照・複合参照)
絶対参照、複合参照についてです。ひらたく言えばコピー、移動してもズレない参照式の作り方です。
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