「新しいWebページのリンクをクリックします」アクションを使うことで、Webページ上の指定リンクをクリックすることができます。
前準備と目標
![pad webリンクをクリック1](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/11/0d9fc468804199dba8c289bbf1a70509.png)
あらかじめブラウザを起動するアクションを作っておきます。
![pad webリンクをクリック2](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/11/c26949b3c8d372a90ae70d0276084571-650x302.png)
開くページはWikipediaのトップページとし、ここから「最近の出来事」をクリックすることで、
![pad webリンクをクリック3](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/11/8194fef6fbbacec2be65ee688b17a856.png)
別のページに遷移する、というものを作ります。
バックボタンを押し、ブラウザは閉じずにトップページを表示したままにしておきます。
バックボタンを押し、ブラウザは閉じずにトップページを表示したままにしておきます。
新しいWebページのリンクをクリック
![pad webリンクをクリック4](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/11/e973a76fa05111d947be0b2921ef98d2.png)
リンクのクリックは、ブラウザー自動化→Webフォーム入力の中にある新しいWebページのリンクをクリックしますから行えます。
Webブラウザーインスタンス
![pad webリンクをクリック5](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/11/390a16ec8bbd2e17503e93f849a86591.png)
アクションを追加するとダイアログが表示されます。
指定できるブラウザがひとつしかない場合は、自動でWebブラウザーインスタンスに変数が入力されます。
指定できるブラウザがひとつしかない場合は、自動でWebブラウザーインスタンスに変数が入力されます。
![pad webリンクをクリック7](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/11/144dd4a36cebd613dce8e7416b39a73f.png)
複数ブラウザがある場合は、下括弧から押したいリンクのあるブラウザの変数を指定します。
変数とインスタンスとはなんぞや、という方はこちら参照。
UI要素の追加
![pad webリンクをクリック6](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/11/c30cbcbf951dead3e6c9541e3ac5d07c.png)
UI要素とはクリックするリンクのことです。初期状態では何も指定できるUI要素がないので、UI要素→UI要素の追加をクリックします。
![pad webリンクをクリック8](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/11/f38b83caedf757cd95e3ee6fcf06ce2f.png)
追跡セッションダイアログが開きます。
![pad webリンクをクリック9](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/11/de5f3cb16bc0ad51df723ce12e134ee8.png)
クリックしたい要素のあるブラウザページを前面に表示し、Ctrlを押しながらクリックします。
![pad webリンクをクリック10](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/11/1b00e9ee389032b5ea869de8dd4fc424.png)
何やら追跡セッションに追加されるので、完了を押します。
UI要素の絞り込み
![pad webリンクをクリック11](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/11/30d0924e37487fc5439f08bf5941f647.png)
UI要素に先ほど追加した要素が入力されていますが、このまま保存して実行するとエラーになります。
![pad webリンクをクリック12](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/11/d84f54c51300390bd9b3401479383efc.png)
再度UI要素を押すと、今選択されている(=クリックする)要素が表示されます。
右側にプレビューも表示されますが、意図したよりも広い親範囲が指定されているようなので、
右側にプレビューも表示されますが、意図したよりも広い親範囲が指定されているようなので、
![pad webリンクをクリック13](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/11/1ac584eefd0435b2c4d40989a16acecf.png)
その下(中)にあるspanタグをクリック→選択をクリックして、押すリンクを絞り込みます。
実行
![pad webリンクをクリック14](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/11/eead29a766453265df2fed4a25a683d0.png)
保存してフローを実行します。
![最近の出来事](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/11/d5979b987fb66dd163a0e29b7b808829.gif)
実行すると、ブラウザが起動した後ページが切り替わることが確認できます。
色々なリンクのクリックを実装していくと、なぜか押せないケースもままあります。
そういった場合は、直接マウスの座標を指定(相対は「アクティブなウィンドウ」にする)してクリックしたり、画像をクリックして解決できる場合があります。
詳細設定
![ページリンク1](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/12/778d103dc4c13e01805c440e89855cfc.png)
詳細内のページが読み込まれるまで待機しますをクリックすると、ページの読み込みが完了してからクリックが実行されます。デフォルトでONですが基本的にONにしておくことを推奨します。
![ページリンク2](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/12/b9be5162165080daf604ea4965b1d33d.png)
ポップアップダイアログが表示された場合では、ポップアップを閉じる、ボタンを押す、何もしないのいずれかのリアクションを選ぶことができます。
![ページリンク3](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/12/3b63e2627c056f1dc70a89532acbdc79.png)
ポップアップでボタンを押すを指定した場合、押すダイアログボタンの名称を指定できます。
![](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/11/machine-learning-g0b59793cc_1280-160x90.png)
Microsoft Power Automate Desktop(PAD)アクション、使い方一覧
Power Automate Desktopの使い方を機能・分類別に参照できるまとめです。
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