セルの条件付き書式を削除する場合は他のオブジェクト同様、FormatConditionsコレクションを指定してDeleteメソッドを実行します。単体の条件付き書式を指定する場合は、インデックス番号(優先度が高い順に1,2,3..)を指定します。
FormatConditions.Deleteメソッド
条件付き書式の削除
範囲.FormatConditions.Delete
範囲.FormatConditions.Delete
VBAによる条件付き書式の作成方法はこちら。
![vba 条件付き書式 削除1](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2022/07/6cf805f0664a55e8f58d2cdeb05ba820.jpg)
上の記事で作った条件付き書式を削除してみたいと思います。
' vba
Range("A1").FormatConditions.Delete
範囲に対してFormatConditionsを付けることで、その範囲の条件付き書式全てを意味するFormatConditionsコレクションが取得できます。その後ろにDeleteを付けることで、A1セルの条件付き書式を全部削除するという命令になります。
![vba 条件付き書式 削除2](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2022/07/34d25b7cc68abdd4cdde7d96be0868cc.jpg)
実行結果です。
ひとつだけ条件付き書式を削除
![vba 条件付き書式 削除3](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2022/07/e8f4212bac4770dde56f437bcb2cdead.jpg)
複数条件付き書式が設定されている場合、優先順位順に条件付き書式にインデックス番号がふられています。上から1,2,3です。
' vba
Range("A1").FormatConditions(1).Delete
コレクションの後ろにインデックス番号を付けると、コレクション内の特定のオブジェクト(=特定の条件付き書式)を指定できます。
![vba 条件付き書式 削除4](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2022/07/4e4e15ba872fa06c9b288886c8ff50ee.jpg)
実行結果です。
シート内の条件付き書式をすべて削除する
' vba
Cells.FormatConditions.Delete
範囲をCellsにしてコレクションの削除を実行すれば、シート内の条件付き書式がすべて削除されます。
![](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/05/bicycle-path-3862342_1280-160x90.jpg)
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