Excel VBA(マクロ)でセル・範囲の条件付き書式を削除する方法/FormatConditions.Deleteメソッドの使い方

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セルの条件付き書式を削除する場合は他のオブジェクト同様、FormatConditionsコレクションを指定してDeleteメソッドを実行します。単体の条件付き書式を指定する場合は、インデックス番号(優先度が高い順に1,2,3..)を指定します。

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FormatConditions.Deleteメソッド

条件付き書式の削除
範囲.FormatConditions.Delete
vba 条件付き書式 削除1
上の記事で作った条件付き書式を削除してみたいと思います。
' vba
Range("A1").FormatConditions.Delete
範囲に対してFormatConditionsを付けることで、その範囲の条件付き書式全てを意味するFormatConditionsコレクションが取得できます。その後ろにDeleteを付けることで、A1セル条件付き書式を全部削除するという命令になります。
vba 条件付き書式 削除2
実行結果です。

ひとつだけ条件付き書式を削除

vba 条件付き書式 削除3
複数条件付き書式が設定されている場合、優先順位順に条件付き書式にインデックス番号がふられています。上から1,2,3です。
' vba
Range("A1").FormatConditions(1).Delete
コレクションの後ろにインデックス番号を付けると、コレクション内の特定のオブジェクト(=特定の条件付き書式)を指定できます。
vba 条件付き書式 削除4
実行結果です。

シート内の条件付き書式をすべて削除する

' vba
Cells.FormatConditions.Delete
範囲をCellsにしてコレクションの削除を実行すれば、シート内の条件付き書式がすべて削除されます。
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