たとえば物販などをしているとして、何日に受注したなら何営業日に発送するなどの計算をしたいと考えた時、ネックとなるのが休日、土日、祝日などの存在です。これらの非稼働日を除外して、営業日単位で日数換算をできるようにしたのがWorkday関数です。
Workday関数の使い方
workday関数の構文は下記のようになります。
土日祝日を除いた営業日後の日付を求める
=workday(開始日,経過日数,祝日)
※祝日は省略可能
=workday(開始日,経過日数,祝日)
※祝日は省略可能
![wkday1](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2019/10/wkday1-650x322.jpg)
取引先ごとにそれぞれちがう日数がかかりますが、このままだと発送期日がわかりません。また、土日祝日は休日のため、準備や発送をすることができません。この条件で発送日を求めたいと思います。
![wkday2](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2019/10/wkday2.jpg)
「発送日」の最初の欄に、=workday(D3,F3)(D3から数えてF3営業日後の日付を求める)と入力します。
![wkday22](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2019/10/wkday22.jpg)
設定がデフォルトだと変な数字になるので、書式設定で設定を変更します。
![wkday3](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2019/10/wkday3.jpg)
すると土日を除いた営業日後の日付が算出されました。workday関数ではデフォルトで土日が除外されます。
![wkday4](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2019/10/wkday4.jpg)
下まで式をオートフィルでコピーします。11/4は祝日なので、下のふたつの日付はこのままだと発送日が間違っています。
![wkday5](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2019/10/wkday5.jpg)
そこで、「発送日」の最初の欄を=workday(D3,F3,I$2:I$3)(D3から数えてI2からI3に書かれた日付および土日を除外したF3日後の日付を求める)に修正します。
※$はオートフィルしても記号がズレないようにするための絶対参照記号です。絶対参照について詳しくは下記を参照。
![](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2018/12/travel-2650303_1280-160x90.jpg)
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ここでいうところの絶対参照/相対参照というのは、関数をコピー/移動した時に対象のセルが変化するかどうかのことです。
マクロを相対参照で記録する方法は別記事となります。
![wkday6](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2019/10/wkday6-650x312.jpg)
もう一度下までオートフィルすると、祝日が除外され、正しい発送日が表示されました。
![](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/03/sunset-5990540_1280-160x90.jpg)
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![](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2018/12/mathematics-1509559_1280-160x90.jpg)
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