Excelエクセルで関数を絶対参照にする方法/$マークの意味と使い方

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ここでいうところの絶対参照/相対参照というのは、関数をコピー/移動した時に対象のセルが変化するかどうかのことです。
マクロを相対参照で記録する方法は別記事となります。

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相対参照とは

dd1
A1~A4を順番に足し算する式を書きました。
dd2
実行すると、計算結果が返されます。
dd3
このセルをコピーして、ふたつ下に貼りつけると、
dd4
参照範囲もふたつ下にズレます。

これが相対参照です。元の位置を基準に、移動すると対象のセルが変わります。

dd5
左の数値を右で計算する場合などは、コピーするだけで同様に実行してくれる相対参照のほうが便利です。

絶対参照とは

移動しても対象範囲が変わらない状態が絶対参照、または複合参照です。$マークを付けることで参照が移動してもズレないようにすることが可能です。
$は列番号と行数字両方の前につけることができ、両方つけた場合が絶対参照、どちらか片方だけ(相対参照と絶対参照の複合)が複合参照と呼ばれます。

zs1
E1に=A1+C1というシンプルな式を入力します。
zs2
通常通りセルをコピー/移動すると、式の引数(対象セル)も自動的にスライドします。
zs3
今度は数字の前に$を付けてみます。
zs4
コピー/移動しても引数が変わらなくなりました。この状態が複合参照です。
zs5
縦にいくつスライドさせても式は変化しません。
zs6
ただし行しか$をつけていないので、横にコピーすると式が崩れます(列がA→B等ズレる)
zs7
アルファベットの前にも$を付けて絶対参照にすることで、完全に固定された式をコピー/移動することが可能です。

ショートカットによる相対参照/絶対参照の切り替え

対象セルを選択した状態でF4を押すと、4段階の相対/絶対参照を切り替えることができます。

dd6
今はC2セルの「A2」後ろに入力カーソルがある状態です。$は付いていないので、A2は相対参照です。
dd7
ここでF4を押すと、$A$2(絶対参照)に変化しました。
dd8
もう一度押すと、A$2(行のみ$のついた複合参照)に変化しました。
dd9
もう一度押すと、$A2(列のみ$のついた複合参照)に変化しました。
dd10
もう一度押すと、元のA2(相対参照)に戻りました。

数字の4Shiftといっしょに押すと$が入力できるので、F4もセットで認識しておくと便利です。
相対参照・絶対参照および$の使い方は以上です。

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