表の見栄えを整える上で、「セルの結合」を使いこなすことは重要です。複数のセルをまとめてひとつのセルとして扱うことができます。
「セルの結合」の使い方
セルを結合して中央揃え
この表の「学年」の部分を結合し、ひとつのセルにしてみたいと思います。
結合したい複数のセルを選択します。
ホームタブ→「セルを結合して中央揃え」をクリックします。
A2とA3セルが結合され、ひとつのセルとして表示されるようになりました。文字は左右の真ん中(中央)に表示する設定になっています。
「セルを結合して中央揃え」をもう一度押すことで、結合を解除し、文字を左揃えに戻すことができます。
セルの表示が元に戻りました。
セルの結合/セル結合の解除
今度は「セルを結合して中央揃え」右にある▼を押し、「セルの結合」をクリックしてみます。
再度セルが結合されましたが、左揃えのままです。
「セルの結合」を解除するには、「セル結合の解除」をクリックします。
結合が解除され、表示が元に戻りました。
「セルの結合」をした状態で、「中央揃え」を押しても「セルを結合して中央揃え」と同じ状態になります。
つまり「セルを結合して中央揃え」は、結合と中央揃えを同時に設定/解除するボタンということになります。
「セルを結合して中央揃え」→「セル結合の解除」を行うと、結合は解除されますが文字は中央揃えのままとなります。
「セルを結合して中央揃え」→「セル結合の解除」を行うと、結合は解除されますが文字は中央揃えのままとなります。
セルにそれぞれ内容がある場合
結合するセルにそれぞれデータがある場合、左上以外のセルの内容は削除される旨のダイアログが出ます。
ダイアログのOKを押して実際に結合すると、A3の内容が消え、A2のデータのみが結合された状態で表示されました。
結合を解除しても、削除されたデータは元に戻りません。もし誤って削除してしまった場合は、Ctrl+Zなどで対処してください。
横方向に結合
「横方向に結合」を押すと、左右のセルのみが結合されます。
実際に行うとこういう具合になり、上下のセルは結合されません(ここでもC2~D8のデータは結合に伴って削除されています)。
さらに中央揃えにするとこうなります。
セルの書式設定から結合
覚える必要ないですが、ホームタブの「配置」にある以上、セルの書式設定の配置タブでも結合が行えます。右クリック→セルの書式設定→配置タブへ進み、
「文字の制御」の「セルを結合する」にチェックを付けると、
左上以外消えますよと注意が出て、
セルが左揃えで結合されます(セルの結合と同様)。解除はホームタブから行ってもいいし、セルの書式設定でチェックを外してもOKです。
マクロによるセルの結合
マクロでセルを結合する方法は、こちらの記事で解説しています。
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