何か他の目的と組み合わせて使うような手順ですが、「入力内容の一番下の行を取得する」方法のご紹介です。
最後の行を取得する
データの個数を数える
CountA(範囲)
CountA(範囲)
![lastcolumn1](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2020/04/lastcolumn1.jpg)
こんな表があるとして……。
![lastcolumn2](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2020/04/lastcolumn2.jpg)
一番最後(下)の行の内容を取得してみたいと思います。
![lastcolumn3](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2020/04/lastcolumn3-650x301.jpg)
まずは、行にデータがいくつかあるかを取得します。=counta(B:B)(B列全ての入力されたデータの数を数える)と入力します。
![lastcolumn4](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2020/04/lastcolumn4-650x306.jpg)
B列には12個のデータが存在することがわかりました。
今回は行すべてで行ってますが、内容に応じて=counta(B2:B1000)のように開始位置・範囲は調節してください。
今回は行すべてで行ってますが、内容に応じて=counta(B2:B1000)のように開始位置・範囲は調節してください。
![lastcolumn5](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2020/04/lastcolumn5.jpg)
さて、あとは取得した数字にアルファベットをつけて、=B12とすれば表示されそうなものです。
そこで=”=B” & counta(B:B)(あるいは=”B” & counta(B:B))のように入れてみましたが……。
そこで=”=B” & counta(B:B)(あるいは=”B” & counta(B:B))のように入れてみましたが……。
![lastcolumn6](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2020/04/lastcolumn6.jpg)
これだとなんかうまくいきません。
![lastcolumn7](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2020/04/lastcolumn7.jpg)
そこで、Indirect関数というのを使ってみます。=indirect(“B” & counta(B:B))と入れてみると……。
![lastcolumn8](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2020/04/lastcolumn8-650x301.jpg)
なぜかうまくいきました。
![lastcolumn9](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2020/04/lastcolumn9-650x317.jpg)
試しにデータを追加してみましたが、ちゃんと動作するようです。
Indirect関数とは
指定した文字列を参照する
Indirect(文字列)
Indirect(文字列)
![lastcolumn10](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2020/04/lastcolumn10.jpg)
Excelの仕様として、直接=B12とセルに入力するのと、&関数でくっつけた結果=B12となったものでは挙動が異なります。
![lastcolumn11](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2020/04/lastcolumn11.jpg)
こんな感じで、参照式ではなくただの文字列として扱われます。
この文字列を「参照して良い」と許可を与えるのがIndirect関数です。
この文字列を「参照して良い」と許可を与えるのがIndirect関数です。
![lastcolumn12](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2020/04/lastcolumn12.jpg)
Indirect関数で参照する対象には「=」はいらないので、消します。
![lastcolumn13](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2020/04/lastcolumn13.jpg)
「B」と「12」を別々のセルから参照し、これをIndirect関数で参照して、=indirect(G5 & H5)という式を作ります。
![lastcolumn14](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2020/04/lastcolumn14-650x289.jpg)
するとちゃんと
参照式として機能します。Indirect関数はこういう感じです。
参照式として機能します。Indirect関数はこういう感じです。
![](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2021/05/tea-556777_1280-160x90.jpg)
Excel(エクセル):抽出、抜き出し
Excelであるデータ内から特定のデータを「抜き出す」「抽出する」操作、のまとめです。
値の抽出
Value関数を使うと、日付や金額などから書式を抜き、標準形式の値だけを抽出することができます。
文字列の抽出
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![](https://sunagitsune.com/wp-content/uploads/2018/12/mathematics-1509559_1280-160x90.jpg)
関数・演算子・メソッド・プロパティ名から探すExcel/VBA(マクロ)使い方・組み合わせ方まとめ
こちらはExcelやメソッドの諸機能を、機能の名称から探せるまとめ記事です。
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