Power Automate Desktopで「OK」「キャンセル」等メッセージやダイアログの押したボタンによって条件分岐する方法

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メッセージボックス、入力ダイアログなどでボタンを押した時、押したボタンによってその後の処理を振り分ける方法です。条件にIfを使用していますが、Switchでも支障ないです。
下記では「いいえ」や「キャンセル」にも処理を割り当てていますが、ボタンを押した時に何も処理を起こさないでいい場合は条件づけは不要です。

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前準備

PowerAutomateDesktop メッセージボックス 押したボタン1
例として、選択肢は「はい-いいえ-キャンセル」を使用します。
PowerAutomateDesktop メッセージボックス 押したボタン10
ページ下部にある生成された変数で、ボタンを押すアクションの変数名(ButtonPressedから始まるもの)を確認しておきます。
PowerAutomateDesktop メッセージボックス 押したボタン2
フローを一度実行し、どれかのボタンを押す(またはタイムアウトする)と、
PowerAutomateDesktop メッセージボックス 押したボタン3
画面右のフロー変数で、先ほど確認した変数名の右に文字がついているはずです。
「はい」を押すと「Yes」がつきますが、これがボタンを押したことによって変数に代入された値となります。

If条件の追加

PowerAutomateDesktop メッセージボックス 押したボタン4
条件分岐を作るために、アクションペインの条件からIf、Else If、Elseを追加していきます。
PowerAutomateDesktop メッセージボックス 押したボタン5
まずはIfを追加し、最初のオペランド{x}をクリック、先ほど確認した変数を選択します。
PowerAutomateDesktop メッセージボックス 押したボタン6
「はい」を押した時の挙動を設定したいので、2番目のオペランドにはYesを入力し、保存します(「はい」だと反応しません)。
PowerAutomateDesktop メッセージボックス 押したボタン7
If条件の中に「はい」を押した時の処理を追加します。
PowerAutomateDesktop メッセージボックス 押したボタン8
フローを実行し、「はい」を押します。
PowerAutomateDesktop メッセージボックス 押したボタン9
If条件が反応し、追加した処理が実行されることを確認します。

Else If条件の追加

PowerAutomateDesktop メッセージボックス 押したボタン11
今度は「いいえ」の時の処理を追加していきます。
PowerAutomateDesktop メッセージボックス 押したボタン12
Else IfをIf~Endの内側に追加し、同様の動線で最初のオペランドを変数、2番目のオペランドはNoに設定します。
PowerAutomateDesktop メッセージボックス 押したボタン13
「いいえ」の時の処理を追加します。
PowerAutomateDesktop メッセージボックス 押したボタン14
フローを実行し、「いいえ」を押すと、
PowerAutomateDesktop メッセージボックス 押したボタン15
処理が実行されます。

Else条件の追加

PowerAutomateDesktop メッセージボックス 押したボタン16
最後にキャンセルの場合を追加します。
PowerAutomateDesktop メッセージボックス 押したボタン18
Else Ifで追加してもいいですが、今回はIfにもElse Ifにも該当しなかった場合に実行されるElse条件を使用します。
位置的にはIf~Endの中、Else Ifより下に配置します。
PowerAutomateDesktop メッセージボックス 押したボタン19
確認のために、Elseの中にも処理を追加します。
PowerAutomateDesktop メッセージボックス 押したボタン20
処理を実行し、「キャンセル」を押すと、
PowerAutomateDesktop メッセージボックス 押したボタン21
メッセージはみ出てますが、該当する処理が起動することが確認できます。
Microsoft Power Automate Desktop(PAD)アクション、使い方一覧
Power Automate Desktopの使い方を機能・分類別に参照できるまとめです。

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