SASSには二種類の記述方法があり、それぞれSASSとSCSSと呼ばれます。どっちもそれぞれのメリットがあるようなんですが、とりあえずScssについて書いてみたいと思います。
SCSSで要素を入れ子にする方法
普通のCSSと同じ感覚で書けますが、セレクタと同列に子セレクタを配置し、その中にさらにSCSSを書いていくことができます。
/*SCSS*/
.parent{
font-size:20px;
a{
color:blue;
}
}
「入れ子」になったa要素には、親のparentクラスがそのまま引き継がれます。普通のCSSで書くとこうなります。
/*CSS*/
.parent{
font-size:20px;
}
.parent a{
color:blue;
}
同じ内容でも、「parent」を1度しか書かないで済みます。もし「parent」というクラス名が変更になった場合、Sassでは親のクラス名ひとつを変更すれば事足りますが、CSSでは2回コードを修正する必要があります。
細かいことの積み重ねですが、コードが長くなればなるほど効果が積み上がり、最終的に大きな差となって現れる、というのがSass記法の主たるメリットです。
入れ子でイベントを追加する方法
hoverなどのイベントも、&:を頭につけることで入れ子にすることが可能です。
/*SCSS*/
.parent{
font-size:20px;
&:hover{
color:green;
}
}
CSSの便利な使い方・プロパティ逆引きリファレンス
HTMLと合わせてぜひマスターしたい、CSS関連の記事のまとめとなります。プロパティの名称と使用用途を合わせて併記しています。
ちょっととっても数少ないですが、段々増える予定です。
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