時給の計算方法の記事は別に書いたんですが、残業代を別途計算する場合、少し表に手を入れる必要があります。
成果物

勤務開始・終了時間から勤務時間と残業時間を算出し、給与を計算します。
とりあえず深夜手当とかは作ってないですが、同じ要領で作れます。
※日付をまたぐ場合、終了時刻が開始時刻より小さくならないようにしてください(翌日5時であれば、実質29時にする必要がある)。
とりあえず深夜手当とかは作ってないですが、同じ要領で作れます。
※日付をまたぐ場合、終了時刻が開始時刻より小さくならないようにしてください(翌日5時であれば、実質29時にする必要がある)。
残業代の計算
前準備

こんなような表があるとします。

一応書式は経過時間にしておきます。セルの書式設定を開き、

ユーザー定義で書式を[h]:mmとし、OKを押します。
残業時間の計算

残業時間を計算するには、終業時間-開始時間-通常勤務時間-休憩時間を求めますが、

残業してない日は除外したいし、Excelでは時間に負の数を入れると###..で表示するという仕様があるので、

If関数を使い、=If((C2-B2-D2-E2)<=0,"",C2-B2-D2-E2)と入力して、値が0以下の場合は何も表示しないようにしておきます。

求めた残業時間を合計します。
給与計算

ついでなので具体的な金額まで求めてみます。通常の勤務時間の合計は終業時間の合計-開始時間の合計-休憩時間の合計-残業時間の合計で求められますが、このまま休憩時間をSum(E2:E11)で求めると休んでる日の分まで休憩時間が発生するので、


仮に時給を1015円とすると、

勤務時間はシリアル値なので、これに24倍して、

=24*(D14*D13)のようにして通常勤務時間×時給してやれば、

残業代以外の給料が出ます。書式は数値や通貨にしてあげてください。24倍については時給の記事参照。

同様に残業代を計算しますが、1.25倍などすることを忘れないでください。

実行結果です。

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