「新しいWebページのリンクをクリックします」アクションを使うことで、Webページ上の指定リンクをクリックすることができます。
前準備と目標
あらかじめブラウザを起動するアクションを作っておきます。
開くページはWikipediaのトップページとし、ここから「最近の出来事」をクリックすることで、
別のページに遷移する、というものを作ります。
バックボタンを押し、ブラウザは閉じずにトップページを表示したままにしておきます。
バックボタンを押し、ブラウザは閉じずにトップページを表示したままにしておきます。
新しいWebページのリンクをクリック
リンクのクリックは、ブラウザー自動化→Webフォーム入力の中にある新しいWebページのリンクをクリックしますから行えます。
Webブラウザーインスタンス
アクションを追加するとダイアログが表示されます。
指定できるブラウザがひとつしかない場合は、自動でWebブラウザーインスタンスに変数が入力されます。
指定できるブラウザがひとつしかない場合は、自動でWebブラウザーインスタンスに変数が入力されます。
複数ブラウザがある場合は、下括弧から押したいリンクのあるブラウザの変数を指定します。
変数とインスタンスとはなんぞや、という方はこちら参照。
UI要素の追加
UI要素とはクリックするリンクのことです。初期状態では何も指定できるUI要素がないので、UI要素→UI要素の追加をクリックします。
追跡セッションダイアログが開きます。
クリックしたい要素のあるブラウザページを前面に表示し、Ctrlを押しながらクリックします。
何やら追跡セッションに追加されるので、完了を押します。
UI要素の絞り込み
UI要素に先ほど追加した要素が入力されていますが、このまま保存して実行するとエラーになります。
再度UI要素を押すと、今選択されている(=クリックする)要素が表示されます。
右側にプレビューも表示されますが、意図したよりも広い親範囲が指定されているようなので、
右側にプレビューも表示されますが、意図したよりも広い親範囲が指定されているようなので、
その下(中)にあるspanタグをクリック→選択をクリックして、押すリンクを絞り込みます。
実行
保存してフローを実行します。
実行すると、ブラウザが起動した後ページが切り替わることが確認できます。
色々なリンクのクリックを実装していくと、なぜか押せないケースもままあります。
そういった場合は、直接マウスの座標を指定(相対は「アクティブなウィンドウ」にする)してクリックしたり、画像をクリックして解決できる場合があります。
詳細設定
詳細内のページが読み込まれるまで待機しますをクリックすると、ページの読み込みが完了してからクリックが実行されます。デフォルトでONですが基本的にONにしておくことを推奨します。
ポップアップダイアログが表示された場合では、ポップアップを閉じる、ボタンを押す、何もしないのいずれかのリアクションを選ぶことができます。
ポップアップでボタンを押すを指定した場合、押すダイアログボタンの名称を指定できます。
Microsoft Power Automate Desktop(PAD)アクション、使い方一覧
Power Automate Desktopの使い方を機能・分類別に参照できるまとめです。
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