VBAで行や列の番号を取得することで、「横方向に繰り返しで処理を行う」とか、「今選んでいる行から右にいくつかにある項目を表示する」とか、「検索してヒットした文字列のある行・列番号を取得する」など、実運用上の可能性が一気に広がります。ぜひ早い段階で覚えておきたいプロパティです。
Row・Columnプロパティの使い方
行番号を取得する
対象.Row
対象.Row
列番号を取得する
対象.Column
サンプルとして、「現在選んでいるセルの行・列番号を取得し、メッセージボックスに表示する」マクロを書いてみようと思います。
VBEを開き、MsgBoxの後に文字列とVBAを交互に書いて、&で繋ぎます。
式が長いので、途中 _を入れて一度折り返しています。
式が長いので、途中 _を入れて一度折り返しています。
ActiveCell.Rowで現在選んでいるセルの行番号を、
ActiveCell.Columnで同様に列番号をそれぞれ取得します。
列番号はシート状ではABCですが、プロパティでは数値となる点に注意してください。
列番号はシート状ではABCですが、プロパティでは数値となる点に注意してください。
実行結果はこうなります。
位置を変えれば表示される数値も変わります。ちなみにActiveCellの性質上、複数セルを選択してても表示されるのは左上のセルの番号だけです。
' vba
MsgBox "このセルは" & ActiveCell.Row & "行目の" & ActiveCell.Column & "列目にあります"
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