イラストにある「うごくイラストを作る」機能では、手軽にGifアニメを作成することができます。
うごくイラストを作る
最初にgifアニメ用のイラストを作成します。
ファイル→新規をクリックし、
ファイル→新規をクリックし、
作品の用途をイラストにして、うごくイラストを作るにチェックを付けます。
セルの枚数は最初に設定できる最大値が24枚なので、フレームレートが6なら4秒まで、8なら3秒まで、10なら4秒まで選択できます(後で増やせます)。
フレームレートで1秒に何枚画像を使うかを選択できます。最大値は10です。これも後で変更できます。
OKを押し、ファイルを作成します。
タイムライン
作成すると、キャンバスの下にタイムラインが表示されます。
タイムラインが表示されない場合は、ウィンドウ→タイムラインにチェックを付けると表示されます。
左のコレ(トラック)と右のコレ(タイムライン)は同期していて、どっちかで2を選べばもう片方も2になるし、
レイヤーも2が選ばれます。今回は8コマなので8つレイヤーが用意されていて、gifにすると1から8までが順番に再生されます。
とりあえず作ってみる
まずは1回作ってみます。1で適当に線を引き、
3にも線を引いてみます。
ここで2を表示すると、前のコマと次のコマの内容が色違いで表示されます。
この機能はオニオンスキンと呼ばれます。
この機能はオニオンスキンと呼ばれます。
オニオンスキンを参考に、間を補完するように線を引きます。
そんな感じで1から8までできたので、一回clipファイルとして保存しておきます。
アニメーションgif書き出し
ファイル→アニメーション書き出し→アニメーションgifを選択します。
サイズが自動で調整され、ループ回数など指定できます。ひとまずOKを押します。
OKを押します。
指定箇所に作成されたgifアニメが作成されました。
書き出す前に動作確認、タイムライン内の移動
gifにする前でも、Clip Studio Paint内でタイムラインの再生を押せば、動作を確認することができます。
次のフレームへ、前のフレームへを押せばひとコマずつコマ送り/戻しができ、
先頭へでタイムラインの頭、最後へで一番最後へ移動できます。
コマを他のレイヤーに切り替える(タイムラインの見方)
ちょっと別のレイヤーを作ってみます。
9というレイヤーが作られました。
※アニメに使うレイヤーは、アニメーションフォルダ内にある必要があります。
※アニメに使うレイヤーは、アニメーションフォルダ内にある必要があります。
新しいレイヤーはトラックには表示されますが、タイムラインには表示されません。
アニメーションフォルダ内にある画像で、実際にgifを書き出した時に使用されるのは、タイムラインに登録されているレイヤーだけです。
アニメーションフォルダ内にある画像で、実際にgifを書き出した時に使用されるのは、タイムラインに登録されているレイヤーだけです。
ちょっとわかりづらいので、一回やってみます。タイムラインでレイヤーを割り当てたいコマ数(この場合8)をクリックして選択し、セルを指定をクリックして、
今作ったレイヤーを選択してOKを押すと、
タイムラインの下に表示される名前が、指定したレイヤー名に変更されます。
元に戻す時も同様の動線です。
日本語のレイヤー名だとこんな感じ。これを書き出すと、1234567の後にてstが表示されるgifになります。
つまりタイムラインは、上に実行する順番と数、下に順番がきたときに表示するレイヤー名を表示しています。
なお、アニメーションフォルダ内にあって、タイムラインに登録されていない画像は、画面上に表示されず編集することもできません。
よそから画像を持ってきてアニメを作る
面倒なことですが、この仕様により他から画像をコピペしても、
初期状態では表示されず編集できません。
セルを指定すれば編集可能になるので、一枚ずつこれを繰り返せば、
一応よそから持ってきた画像でもアニメgifの作成が可能となります。
コマ数を増やす
タイムラインの上の数字のあたりの境界をドラッグすると、
gifアニメ全体の長さを変更することができます。
フレームレート(fps)の変更
アニメーション→タイムライン→フレームレートを変更でfpsの変更が可能です。
フレームレートを指定してOKを押せば変更され、速度が変わります。
総フレーム数を変更にチェックを付けると、
たとえば10→30fpsなら、
こんな感じで間を使えるようにタイムラインが伸びます。fpsが増えた分コマも増えてるので、この場合変更直後の速度は変わりません。
ざっくり10fpsで動きをつけておいて、30や60でより細かく補完していく、といった使い方が可能です。
ざっくり10fpsで動きをつけておいて、30や60でより細かく補完していく、といった使い方が可能です。
動かない画像(背景・輪郭など)の追加
アニメーションフォルダの外に作った画像は、動かない画像としてgifアニメ内で描画されます。
アニメーションフォルダー外に画像を作ると、自動的にタイムラインが増えます。
タイムラインはいわばセル画の1枚1枚で、今は動かない画像とアニメを重ねた状態になっています。
タイムラインはいわばセル画の1枚1枚で、今は動かない画像とアニメを重ねた状態になっています。
動かない画像を適当に作り、それとは別にアニメを作ります。
ちなみにこんな感じでセルの指定がないタイムラインは、前に指定した画像があればそのまま継続して表示されます。これはアニメーションフォルダーも同様です。
実行するとこうなりました。現在動かない画像が手前に表示されています。
タイムライン同士の前後関係を入れ替えるには、レイヤーの順序を変更します。
動かない画像を背面に配置し、アニメが前面に表示されるようにしました。
アニメーションフォルダーを増やす、複数のアニメを別々にする
アニメーションフォルダーは、新規アニメーションフォルダーをクリックすることで任意に増やせます。
タイムラインに作ったフォルダは追加され、
レイヤー上にもフォルダーが作られます。初期状態ではフォルダー内には画像がなく、セルの指定ができない状態なので、
新たにレイヤーを作ったりコピペしたりして画像をフォルダー内に増やし、セルの指定を行っていくことで、複数のアニメを並行して動かすことができます。
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