仮想通貨用語:スケーラビリティ問題とは

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scalableはscaleが可能(able)という意味ですので、計測可能とか登れるとかの他に、拡大縮小可能という意味合いを持ちます。よって、scalabilityとはscalableな属性を持つ、すなわち拡張性という意味になります。

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スケーラビリティとは

別に仮想通貨に限らず、システムやハードウェアが規模の拡大を前提としている/余地があるかどうかを意味します。PCにメモリを差し込むソケットが多ければスケーラビリティが高い(増やすだけでなく、減らす意味でも)といえますし、ひとつの演算を複数のPCで平行処理できるようにできるのもまたスケーラビリティが高いといえます。
数の増減だけでなく、グラフィックボードを高価なものに交換するなど質の増減可能な状態もまたスケーラビリティがあると表現されます。

仮想通貨におけるスケーラビリティ問題

仮想通貨においては、スケーラビリティ問題という用語において主に登場します。仮想通貨の普及を目指す上で解決しないといけない問題のひとつとされています。
ビットコインにおいて顕在化した問題ですが、まずビットコインではひとつのブロックに1MBまでしかトランザクションを記録できません。銀行で言えば通帳一冊のようなもので、取引を記録してる途中で通帳(ブロック)が一杯になってしまうと、一度記録を保留して別のブロックを用意しないといけません。そして、新しいブロックが生成されるのは約10分に一度です。
つまり一定時間に処理できる取引サイズが決まっている、スケーラビリティが低い状態です。取引量が増えればボトルネックが発生し、処理を優先的に行わせるためにガス代が高騰します。同様の問題はイーサリアムなどでも発生し、ガス代の高騰と処理の遅延を招いています。

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