Power Automate Desktopの変数、インスタンスとは

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Power Automate Desktopでアクションを追加すると、変数というパラメータがついていたり、インスタンスを指定したりすることができます。これらは一体なんなのかという話です。

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「Excelを起動」アクションをふたつ作りました。それぞれsunagitsu.xlsmと、sunagitsu2.xlsmを開くようになっています。
アクションをダブルクリックして中を見てみると、ひとつめのアクションでは生成された変数ExcelInstance
次のアクションではExcelInstance2という文字列が自動生成されていることが確認できます。
次に、「Excelを閉じる」アクションを追加し、
Excelインスタンスの項目をクリックすると、%に囲まれているものの、さっきのふたつの変数が表示されることが確認できます。
もうおわかりかと思いますが、ここでExcelInstanceを選べばsunagitsu.xlsm、ExcelInstance2を選べばsunagitsu2.xlsmを閉じる指定をすることができます。
特定のファイルやデータを名指しする時Power Automate Desktopではいちいちパスを指定せず、最初に開いた時などに付与された変数(=あだ名、識別名)で指定します。
変数がついた対象インスタンスと呼びます。
また、変数をつける=PAD上で操作できる状態にすることをインスタンス化と呼んだりもします。

ちなみにInstanceの形容詞形がラーメンとかでおなじみのインスタント(Instant)で、「即席の」みたいな意味になります。

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Microsoft Power Automate Desktop(PAD)アクション、使い方一覧
Power Automate Desktopの使い方を機能・分類別に参照できるまとめです。

コメント

  1. より:

    インスタンス型の変数を他のフローに受け渡すにはどうすればいいですか?
    各フローの入出力変数にインスタンス型を指定できますでしょうか?

  2. すなぎつ より:

    確認しましたが、私の調べた限りではインスタンスを入出力変数を使って受け渡しすることはできないようです。

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