Excel VBA(マクロ)で他のファイルをコピーする方法/FileCopyステートメントの使い方

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FileCopyステートメントを使うと、VBAで他のファイルを複製することができます。パスを指定すれば、任意のフォルダにコピーしたファイルを置くことも可能です。

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FileCopyステートメントの使い方

ファイルのコピー
FileCopy コピー元 , コピー先
コピーするためのファイルを用意しておきます。
FileCopyステートメントでは、FileCopyの後にコピー元、コピー後のファイル名を指定します。ファイル名のみで実行するとカレントフォルダのファイルに対して処理が走り、
カレントフォルダに指定したファイルが見つからない場合、エラーとなります。
わざわざカレントフォルダを変更しないでも、ファイルのパスを書いてやれば動きます。ここではプロパティからパスをコピーし、
ファイル名の前にくっつけて、\でつなぎます。出力元と出力後のパスは同一としています。
この場合FileCopy “(パス)\abc.txt” , “(パス)\123.txt”というコードになります。
実行すると、名前は変えているものの、ファイルが複製されることが確認できます。
パスを変えてやれば、ちがうフォルダにコピーすることも可能です。

FileCopyの引数名

全く覚える必要はないですが、コピー元ファイルパスにはSource、コピー先ファイルパスにはDestinationという引数名があります。
従って、FileCopy Source:=”(パス)\abc.txt”, Destination:=”(パス)\abc.txt”のように書いても同じように動きます。

同じ名前で実行

同一フォルダ内で同じ名前のファイルを複製しようとすると、
これはエラーとなります。全く同じ名前のファイルを、同じ場所にふたつは作れません。
複製先が別のフォルダであれば問題なく動きます。
また、既に同じ名前のファイルが複製先に存在する場合、コピーしたファイルで上書きされます。

Excelと同じフォルダのパスを取得

なるべくパスもコードで取得できたほうが便利です。Excelの現在地であればThisWorkbook.Pathでパスが取得できるので、
たとえばパス名をこれで代用し、FileCopy ThisWorkbook.Path & “\abc.txt”, ThisWorkbook.Path & “\123.txt”のように書くことができます。

なお、FileCopyステートメントは実行中のファイルに対しては実行できません。

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