おそらくExcelで最も広く使われている関数、Sum関数のご紹介です。
Sum関数の使い方
構文としては次のようになります。
合計の算出
Sum(対象)
Sum(対象)
たとえばA列の数値を全て合計したいとします。
このように=A1+A2+A3+A4+A5+A6+A7としてやっても計算はできますが、
この場合、=Sum(A1:A7)(A1~A7の合計を算出する)と記述するほうが簡単です。
Sum関数はこのように、Sumの後の()に入れた対象(引数)を合計します。=Sum(1,2)なら3を返しますし、=Sum(A1:A5)ならA1~A5の合計を返します。
ちなみに小文字と大文字は区別されません。Excel上では関数は表記上自動で大文字にされるので、=sum()で書けば勝手に=SUM()に修正されます。
もし先ほどの例のようにひとつずつ計算したい場合、Sum関数では=sum(数値1,数値2,数値3..)のように表記します。
飛び飛びになってたり、離れた場所にある数値を合計することも可能です。
列全体を合計したい場合
列の合計の算出
Sum(列番号:列番号)
Sum(列番号:列番号)
=Sum(A:A)と表記することでA列全体を合計することが可能です。
または=Sum(A1:A1000)のように範囲を広くとっても、数値以外は無視されるので問題ないです。
または=Sum(A1:A1000)のように範囲を広くとっても、数値以外は無視されるので問題ないです。
オートSUMについて
Excelには範囲を自動取得してSum関数を適用するオートSUMという機能が備わっています。関数を入力する手間が省けますので、よく使う方は覚えておくと便利かもしれません。
オートSUMを実行するには、①ホームタブ→オートSUMをクリックするか、
②数式タブにあるオートSUMボタンをクリック、
Sum関数を入力
Shift+Alt+ =
Shift+Alt+ =
または③ショートカットでも入力可能です。=はBackSpaceのみっつ左、0の右にあります。
とくに対象を選択せずにオートSUMを実行した状態です。
ここから対象を入力するか、マウスでクリックして指定します。
ここから対象を入力するか、マウスでクリックして指定します。
表中で合計を出力したいセル(この場合B5)を選択してからオートSUMを実行すると、自動的に表から計算範囲が算定され、合計が表示されます。
縦・横の判定も自動で行われます。
Sum関数・オートSUMの修正方法
オートSUMが計算したい範囲を選んでくれないこともあります。
その場合はSum関数が書かれたセルを選択し、計算したい範囲をドラッグで選択してあげることで修正できます。
または直接数式に計算範囲を入力して修正します。
Sum関数については以上です。
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