通常のIf文は特定の条件を満たした場合にTrue(真)、そうでなければFalse(偽)を返しますが、この特定の条件を「AとBのどちらかを満たすこと」に設定する方法です。
普通のIf文
おさらいというのでもないですが、一般的なif文がこちら。
条件により表示結果を変える
=if(条件,true,false)
=if(条件,true,false)
例えば下の式のように、=if(A2=1,”ON”,”OFF”)と記述すれば、A2に1が書かれている場合のみOnを返す、それ以外はOffを返すという意味になります。
このOnを返す場合を「True(真)」、Offを返す場合を「False(偽)」とも呼びます。真実か偽りかです。

A2が1ならA1がOnになり、そうでなければOffになります
If分をふたつ組み合わせても、最初の条件を満たし、かつ次の条件も満たす場合となり、ふたつの条件のどちらかを満たすという期待値には沿いません。

A2とB2がどちらも1ならA1がOnになる

どちらかが欠けてると

Trueになりません
If(or)文
「条件をどちらかだけ達成していれば良い」という場合には、If(or)文というものを使います。
複数の条件のいずれかを満たすか満たさないかで表示結果を変える
=if(or(条件1,条件2)true,false)
=if(or(条件1,条件2)true,false)
上の条件1または2を満たすとTrueが返されます。

=if(or(A2=1,B2=1),”ON”,”OFF”)
(A2=1またはB2=1であればONを返し、どちらも満たさなければOFFを返す)と記入します。
B2は0ですがA2は1なので条件を満たし、ONが表示されています

A2は0ですがB2は1なので条件を満たし、ONが表示されています

両方の条件を満たしている場合も、ONが表示されます

どちらの条件も満たさない場合、OFFが表示されます
3つ以上の条件を課すことも可能です。
非常に広範な場面で役に立つ式ですので、ぜひ活用してみてください。

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