Excel(エクセル)で条件に合ったデータの平均を求める方法/AverageIf、AverageIfs関数の使い方

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全体のデータの中で、ある属性を持ったデータの平均を求める方法です。
基本SumIf関数と同じ考え方なので、そっちを知ってるならSumをAverageに変えれば使えます。

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AverageIf関数の使い方

範囲内の条件を満たす値の平均
=AverageIf(検索範囲,検索条件,計算する範囲)
社内でとあるテストを行った結果、このような結果となりました。これの平均を求めていきます。
単純に平均を求めるだけであれば、=Average(範囲)と記述すれば済みます。
この場合範囲は点数のあるD2:D12です。
結果こうなりました。
もう少し細かく平均を取っていきましょう。男性・女性ではどうでしょうか。
性別が「男性」の点数平均を求めるには、まず=AverageIf(C2:C12のようにして、「条件」と突き合わせるデータのある範囲を指定します。
続いて,を置き、「条件」を指定します。この場合C列に「男性」と書かれていることが条件なので、=AverageIf(C2:C12,”男性”となります。
以上の条件を満たした時に、どこのデータを計算対象に含めればいいかを指定します。
今回はD列の平均が欲しいので、=AverageIf(C2:C12,”男性”,D2:D12)となります。
$を付けて絶対参照にし、女性の平均も求めてみると、女性のほうが平均点が高いことがわかりました。
さらに職種別にも求めてみます。この場合検索範囲がA列に変わります。

AverageIfs関数の使い方

範囲内の複数条件を満たす値の平均
=AverageIf(計算する範囲,検索範囲1,検索条件1,検索範囲2,検索条件2…)
AverageIfs関数を使うと、より条件を増やした集計を求めることが可能です。
なお、条件がひとつでも実行可能です。
=AverageIfs($D$2:$D$12,$A$2:$A$12,”開発”,$C$2:$C$12,”男性”)とすることで、開発男性の点数平均を求めることができました。
全体の実行結果です。

実際は上のような集計を行う場合、DAverage関数を使う方が楽な場合もあります。

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ただし、例のようなコンパクトな表示ではなくなるので、場合によって使い分けられるのがベストです。
AverageIf、AverageIfs関数の使い方については以上です。

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