ComfyUIのプロンプト(ポジティブ・ネガティブ)の使い方、CLIP Text Encodeについて

ComfyUI IT

ComfyUIのプロンプト、及びそれを記述するCLIP Text Encodeについての解説です。

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プロンプトの記述例

CLIP Text Encodeに記述したプロンプトは、Modelが理解できる形に翻訳されて画像の出力結果を誘導します。
基本構成では上下にふたつ用意されており、
片方はポジティブプロンプトでModelにやって欲しいことを記述し(KSamplerのpositiveに繋がるほうがポジティブ)、
もう片方はネガティブプロンプトで、Modelにやって欲しくないことを記述することになります(KSamplerのnegativeに繋がるほうがネガティブ)。
実際やってみましょう。
ポジティブプロンプトをbeautiful girlとし、出力してみました。
とりあえず出力されましたが、より完成度を上げるため、
頭に(masterpiece, best quality: 1.4),(8k, raw photo, photo realistic: 1.2), と追記することにしました。
プロンプトはこのように、高品質の要求/低品質の否定(テンプレ)求める被写体・情景/個別要素の否定を並列して書くことができます。

なお、プロンプトを()で囲むと1.1倍、()の最後に:1.2とつけると1.2倍要素の重要度が上がります。
(masterpiece, best quality: 1.4) のようにまとめて指定も可能です(この場合masterpieceとbest quality両方が1.4倍強調)。
ただし何かを強調するとその分バランスが崩れ、かえって全体のクオリティが下がることがあります。

出力結果がこちら。彫りが深くなりましたが、なんだかきわどい感じになってしまいました。
性的な要素を出して欲しくないので、ネガティブプロンプトにnsfw, nude, nipplesと記述することにしました。
nsfwはNot Safe for Workの略で、アダルトコンテンツや暴力、残酷表現などを指します。
ネガティブプロンプトが効果を発揮し、服を着てくれました。
人物画はすぐデッサン崩れるのと、なんだか全体にぼんやりしているので、
プロンプトを追加して、ポジティブを(masterpiece, best quality: 1.4),(8k, raw photo, photo realistic: 1.2), detailed skin, detailed face, detailed eyes, stronger contrast,beautiful girl
ネガティブを(worst quality, low quality: 2),(painting, sketch, flat color),
monochrome, grayscale, Ugly face, bad face, bad anatomy, deformed eyes, missing fingers, acnes, skin blemishes, nsfw, nude, nipples

としてみました。
結果画面はくっきりしましたが、やや接写になりまた脱ぎました。
もう少しプロンプトをいじったものがアイキャッチ画像となります。

CLIP Text Encodeノードの追加方法

CLIP Text Encodeノードを追加するには、何もない場所で右クリック→Add Node→Conditioning→CLIP Text Encode(Prompt)をクリックするか、ダブルクリックから検索します。

トークンとチャンクについて

大量に指示を出さなければ気にしなくていいんですが、
1つのプロンプト欄を1チャンクと呼び、プロンプトの単語/文章ひとつにつき1トークンと呼びます。
1チャンクにつき75トークンまで入り、これを超えた場合次のチャンクにトークンは移りますが、関連する内容でチャンクをまたぐことでプロンプトに悪影響が出やすくなります。

紹介したアプリ、Webサービス、AI一覧
紹介したサービス等のまとめです。有料のサービスでも無料で試せることがほとんどなので、気になったものがあったらどうぞ。

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