ちきりんさんに学ぶ、ブログメディアを爆発的にヒットさせるための3つのテクニック(ただし、誰にでも使えるわけではない)

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ちきりんさんについて、おそらく、ご紹介の必要はあまりないと思います。10年以上に渡ってChikirinの日記を運営し、月100万PVを優に超すアクセスを安定して叩き出す、超有名社会派ブロガーです。本も何冊か出版しておられます。

そんな化け物ブログがいかにして生まれ、どのような運営方針のもとに成長してきたのか?
そうしたブロガー垂涎の情報を綿密に綴った「自分メディアはこう作る! 大人気ブログの超戦略的運営記」(Kindle版「9年間のブログ運営の舞台裏 「Chikirinの日記」の育て方」に加筆修正)によると、もともとちきりんさんがつけていた「日記」の延長としてブログはスタートしたのだそうです。

誰に読まれても困らない、きちんとした文章が残せるというのが、日記帳からブログへの移行の理由です。人気ブログを目指していたわけでもなく、「私の考えたことに興味を持ってくれる人がいたら嬉しいな」という程度に考えて書き始めただけなのに、まさかこんなことになるなんて、自分でも本当にびっくりしています。

引用 – 「自分メディアはこう作る! 大人気ブログの超戦略的運営記」26P(ちきりん:著/文藝春秋)

そんなちきりんさんが運営の中で見出したいくつものブログ運営のコツ、考え方の中でも、特に印象に残ったものを3つここではご紹介したいと思います。
いずれも状況が限定的ですが、うまく取り入れることができれば非常に効果的なものばかりです。

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運よく大きなアクセスがあったら、その翌日にもっと面白いことを書く

何かのきっかけで通常の何倍ものアクセスがあった場合、その翌日に何を書くかが鍵となります。なぜなら、昨日たまたま来てくれた人の一部は、今日もブログを再訪してくれる可能性が高いからです。それに備え、大きく注目された翌日こそ「昨日よりおもしろい何か」を書いておけば、再訪してくれた人に対して、一気に「このブログはおもしろい!」と印象付けられます。そうやって、「エントリを読みに来た人」を「ちきりんブログを読みに来る人」に変えることが固定読者を増やす鍵です。
引用 – 「自分メディアはこう作る! 大人気ブログの超戦略的運営記」114-115P

これは目から鱗でした。たしかに、はてなブックマークとかグーグルおすすめとか、誰かに紹介されたとかたまたまトレンドに乗ったとかで、突然大きなアクセスが訪れることは意外と珍しくないようです。
しかしそこで満足してはいけない、幸運を実力や本物の人気に変えなくてはいけない、これは宝くじが当たった人などにも言えるひとつの重要な戒めです。
「ご紹介ありがとうございました!」とか書いていてはいけないということですね。

誰が見ても自分だとわかる(そしてできれば真似しやすい)アイコンを持つ

アイコンの効果は絶大です。たまたま何かのリンクから「そんじゃーね」で終わっているブログに辿り着いた人は、最初は「ふざけた終わり方だな」と思う程度です。でも、何日か後にまた「そんじゃーね」で終わるブログを読み、どちらもそれなりにおもしろければ、「このブログは自分に合うかも」と感じ、それがブックマークやリーダーへの登録につながります。でも、そう思ってもらうためには、「あなたが前におもしろいと思ったあのエントリと、今日読んだこのエントリは同じ人が書いているんですよ」と伝える何かが必要となります。

引用 – 「自分メディアはこう作る! 大人気ブログの超戦略的運営記」76-77P

ちきりんさんのブログを読まれた方は、文末がいつも「そんじゃーね」で終わっていることに気付くと思います。
普通に書いていたらたまたまそうなったらしくて、ちきりんさんが意図したものではないそうですが、要はブランドにおけるロゴマーク、キャッチコピー(あるいは芸人の一発ギャグ)のようなわかりやすい特徴を備えるということですね。
かなりトリッキーなテクニックで、現時点でうちのブログではこれを取り入れようとは思っていません。他のサイトに転載される人などだと特に有効なテクニックだと思います。
文章内に特徴を入れる他、サムネイルの画像がいつも同じ形式、という形で同一性を演出してる人とかも見かけます。あとは挨拶が毎回ぶっ飛んでる人なんてのもいましたが、このあたりはアイデア次第ですね。

本を書き、書店に置いてもらう

ブログの新規読者の獲得という視点で考えれば、今後も紙の書籍は定期的に出していく予定です。ネット内でも知名度はそれなりに高くても、まだまだ”ちきりん”なんて知らない人はたくさんいます。そしてそんな人の中にも、一度でもブログを読んでもらえれば、継続的な読者になってくれる人が、まだまだいるはずです。

引用 – 「自分メディアはこう作る! 大人気ブログの超戦略的運営記」136P

ブログを紹介するために本を出版する、という逆転の発想ですね。「それができれば苦労はねぇよ?」とメンチ切られそうですが、僕もそう思います。
重要なのは、「別にブログの宣伝はネット内で完結する必要はない」ということ。
twitterやfacebookだけがブログを宣伝できる場所ではないということです。たとえばちょっと社内報書いてと頼まれたときに、「わたしはブログを運営しているのですが~」と話に絡めつつ宣伝する。あるいは学内のフリーペーパー置き場にさりげなく自分のサイトのチラシを混ぜておく。
そうした飛び道具も(若干リスクがある場合もありますが)、時には新規読者獲得のために有効打となるのです。

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そして最も重要なこと

同書には他にも「読者の選別」や「コメント欄の可否」、「口コミの重要性」や「SNSでの作法」など重要かつ諮詢に富んだ情報が多く含まれています。ウェブサイトやブログを運営する上でのひとつの立志伝として、あるいはマーケティング入門として、今でも読む価値のある一冊です。
言うまでもないことですが、ブログを成功させる最大にして不可欠の秘訣は「書き続けること」です。これに異論のある人はいないでしょう。
その点に関しても言及されている部分が多くありますが、日記スタートというのがちきりんさんの持ち味ですね。最後の以下の言葉を持ってこの記事を締めさせていただきます。

結局のところ私は、読者のためにブログを書いているのではなく、自分が楽しいと思えることを書いているだけです。そうでなければ、何十年も日記を書き続けることはできません。

引用 – 「自分メディアはこう作る! 大人気ブログの超戦略的運営記」143P

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